玉野市議会 > 2021-06-28 >
06月28日-06号

  • "人材"(/)
ツイート シェア
  1. 玉野市議会 2021-06-28
    06月28日-06号


    取得元: 玉野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    令和 3年第 4回 6月定例会            令和3年第4回玉野市議会定例会会議録 第6号                                  令和3年6月28日(月曜日)議事日程 第6号 令和3年6月28日(月) 午前10時開議(委員長報告)第1 議案第45号 令和3年度玉野市一般会計補正予算(第2号)             (各委員会) 議案第46号 玉野市税条例の一部を改正する条例                  (総務文教) 議案第47号 玉野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例        (  〃  ) 議案第48号 玉野市手数料条例の一部を改正する条例                (厚  生) 議案第49号 国民健康保険料賦課総額の決定について               (  〃  ) 議案第50号 玉野市心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例         (  〃  ) 議案第51号 和解及び損害賠償額の決定について                  (産業建設) 議案第52号 令和3年度玉野市一般会計補正予算(第3号)             (各委員会) 議員提出議案第1号 玉野市国民健康保険条例の一部を改正する条例         (厚  生) 請願第23号 教職員定数改善義務教育費国庫負担率引き上げをはかるための、2022年度政府予算に係る意見書採択の請願について                                         (総務文教) 請願第24号 再犯防止推進計画に関する請願書                   (厚  生)(委員会議員提出議案委員会審査省略予定)第2 議員提出議案第2号 教職員定数改善義務教育費国庫負担率引き上げに係る意見書案(継続審査申出事件)第3 請願第21号 選択的夫婦別姓制度法制化に反対する意見書の提出を求める請願書   (厚  生) 請願第22号 選択的夫婦別姓制度法制化を進める意見書の提出を求める請願     (  〃  )本日の会議時間 開議 午前10時0分 閉会 午前10時57分本日の会議に付した事件 議事日程と同じ出席議員(19名) 2番 細川 健一君        3番 松田 達雄君        7番 宇野 俊市君 10番 藤原 仁子君        11番 村上 光江君        12番 大月 博光君 13番 山本 育子君        14番 森本 宏子君        15番 松本 岳史君 16番 浜 秋太郎君        19番 高原 良一君        20番 河崎 美都君 21番 三宅 宅三君        22番 下方 一志君        23番 氏家  勉君 24番 赤松 通博君        25番 有元 純一君        26番 渚  洋一君 27番 小泉  馨君欠席議員(なし)説明のため出席した者 市長      黒 田   晋 君         副市長     山 上 誠 二 君 総務部長    市 倉 勇 樹 君         政策財政部長  藤 原 秀 紀 君 健康福祉部長  小 崎   隆 君         建設部長    熊 沢 信 之 君 産業振興部長  山 下 浩 二 君         教育次長    藤 原 敬 一 君 市民生活部長  岡 本   隆 君         消防長     井 上 潤 一 君 監査事務局長  牧 野 真 哉 君         公共施設交通防災監                                   八 幡 正 敏 君 病院事業管理監 原 田 英 明 君事務局職員出席者 局長      杉 本 成 司 君         次長      岡 野 真 道 君 主幹      山 田 豊 伸 君             午前10時0分 開議 ○議長(高原良一君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席は19人であります。 これより、本日の会議を開きます。 なお、本会議において報道関係者の議場内での撮影を許可しておりますので、あらかじめ御了承を願っておきます。   ─────────────── ○議長(高原良一君) 本日の議事日程につきましては、先ほど開催されました議会運営委員会での協議を経て作成の上、お手元に配付しております日程表のとおり、先般各委員会へ付託の案件について各委員長の報告を受けて審議いたします。 続いて、議員提出議案を付議し、今期定例会の日程を終了する予定であります。   ─────────────── △日程第1 議案第45号~議案第52号 議員提出議案第1号 請願第23号~請願第24号 ○議長(高原良一君) これより日程に入ります。 日程第1の議案第45号から議案第52号までの諸議案8件、議員提出議案1件並びに請願第23号及び請願第24号の請願2件を一括して議題とし、各委員長の報告を願うことにします。 まず、厚生委員長の報告を願います。 山本育子さん。   ───────────────     〔報告書は末尾に掲載〕   ───────────────   〔厚生委員長 山本育子君 登壇〕 ◆(山本育子君) 皆さん、おはようございます。 厚生委員会の報告を申し上げます。 本委員会は、去る6月22日及び23日に開催し、付託された案件について慎重に審査いたしました。 結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、議案5件を可決すべきもの、1件を否決すべきもの、請願1件を採択すべきものと決定いたしました。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、議案第45号令和3年度一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会所管事項の款4衛生費についてでございます。 当局によれば、大きく2つの提案理由があるとのことでした。 1点目は、国が目標としている高齢者接種の7月末完了のための体制確保を行うため、医療機関が実施する休診日等を利用した大規模接種の実施に対し、警備委託料休診日接種のための追加の駐車場借り上げ料など、通常診療を超えて必要となる経費の一部に対して補助を行うものであります。 2点目は、新型コロナウイルス感染症に対する感染予防対策を強化しながら、保健事業における市民サービス向上を図るため、ケース会議をはじめとした会議や研修についてオンライン開催及び参加を可能とするほか、妊産婦支援のための戸別訪問リモート環境で補完することも可能とするよう、すこやかセンターネットワーク環境を整備するものであります。 委員会といたしましては、別段異議なく可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第48号玉野手数料条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正により、地方公共団体情報システム機構マイナンバーカードを発行するものとして明確化され、同機構が定めたマイナンバーカード発行手数料に係る徴収事務市町村長に委託できるとする規定が整備されたことから、再発行手数料に係る規定を削除するものであります。 当局の説明によりますと、この改正による市民負担及び市財政への影響は特にないとのことでありました。 委員会といたしましては、別段異議なく可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第49号国民健康保険料賦課総額の決定につきましては、基礎分は前年度と比べて全ての項目で引き下がる保険料率に、また後期分介護分は所得割と均等割は引き上がり、平等割は引き下がる保険料率となっており、国民健康保険加入世帯により状況は様々でありますが、全体としては保険料額は下がるという内容となっております。 当局の説明によりますと、昨年度までは基礎分に全て充当していた財政安定化事業繰入金を、後期分介護分にも割り振ることで区分間のバランスを取った保険料率として決定を行い、今後の上昇を見込んだ場合において、各区分における上昇幅を緩やかに調整するとのことであります。 基金及び繰越金の合計が約8億円ある一方、今後の保険料率の上昇が懸念されることについて当局にただしたところ、国の補填などもあり、数年程度はこの料率で対応できるとの説明がありました。 審査の過程で、委員からは、全体的に保険料が引き下がることは評価するものの、国民健康保険制度そのものに問題点があり、子育て世帯の負担などの改善が必要であるとの反対意見もありましたが、委員会といたしましては、採決の結果、本議案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第50号玉野心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例につきましては、税制改正により、給与収入及び年金収入の控除額が引き下げられたことによる市民への不利益が生じないよう、国の政令及び岡山県の制度の改正がなされたことに対応するものであり、別段異議なく可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第52号令和3年度一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会所管事項の款3民生費についてであります。 まず、項1社会福祉費につきましては、社会福祉協議会からの総合支援資金の貸付けを利用できなくなった市民に対して、収入要件等、一定の条件を満たした場合、世帯人数に応じて3か月間、支援金を支給するものであります。 次に、項2児童福祉費につきましては、非課税世帯であることなど一定の条件を満たす子育て世帯に対し、対象児童1人当たり5万円の給付金を支給するものであります。 委員会といたしましては、別段異議なく可決すべきものと決定いたしました。 なお、これらの制度について、市民への周知を徹底するよう求める意見がありましたことを申し添えておきます。 次に、議員提出議案第1号玉野国民健康保険条例の一部を改正する条例については、子育て世帯負担軽減を図るため、18歳未満の基礎分及び後期分の被保険者均等割を免除するものであります。 審査の過程で、委員からは、国保財政への影響は極めて小さいとの意見がありました。一方、趣旨は理解できるものの、既に低所得者に対しては、7割、5割、2割の軽減制度があることや、令和4年度からは未就学児の均等割額が半額になるという法改正もなされたことから、慎重に判断する必要があるなどの意見も出されました。 採決の結果、委員会といたしましては、否決すべきものと決定いたしました。 次に、請願第15号再犯防止推進計画に関する請願書につきましては、安全・安心な社会の実現のため、再犯の防止等の推進に関する法律第8条で努力義務とされている再犯防止推進計画の策定を玉野市に求める請願であります。 審査の中で、住居や雇用の確保といった福祉の観点のみでなく、企業との連携や教育の問題など、幅広い観点から再犯防止のためケアしていく必要があるなどの意見が出されました。 委員会といたしましては、願意妥当と認め、全会一致で採択すべきものと決定いたしました。 以上、厚生委員会の報告を終わります。 ○議長(高原良一君) 次に、産業建設委員長の報告を願います。 渚洋一君。   ───────────────     〔報告書は末尾に掲載〕   ─────────────── 〔産業建設委員長 渚 洋一君 登壇〕 ◆(渚洋一君) 皆さん、おはようございます。 それでは、産業建設委員会の報告を申し上げます。 本委員会は、去る6月22日に開催し、付託された案件について慎重に審査をいたしました。 結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、議案2件をいずれも可決すべきものと決定いたしました。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、議案第45号令和3年度一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会所管事項についてであります。 款7商工費のうち、項1商工費、目2商工業振興費につきましては、市内における消費意欲の喚起とともに、地域内消費の循環とキャッシュレス化の促進を図るため、市内の登録店舗で利用可能な20%のプレミアム付商品券の販売と併せて、マリンペイへのチャージに対するポイントの上乗せや、加盟店に対するキャッシュレス決済環境整備に係る経費を措置するものであります。 委員会といたしましては、商品券等有効活用が図られるよう、より多くの登録店を確保するとともに、マリンペイのさらなる普及促進の努力方を要請し、本件を了承いたしました。 なお、事業の実施に当たり、商品券の販売方法購入代金支払い方法等において、未確定な部分があることから、今後関係団体等と十分な調整、協議を求める意見がありましたことを申し添えておきます。 次に、目3観光費配水施設管理負担金につきましては、王子が岳山頂に設置されております配水設備への給水方式を変更するための整備費用として、倉敷市との取決めに基づく本市負担分を措置するものであり、異議なく了承するとともに、本議案を可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第51号和解及び損害賠償額の決定について申し上げます。 本件は、用吉地内の送水管布設替え工事において、近接する家屋に損傷を与える事案が発生したため、算定された損害賠償額を支払い、和解するものであります。 審査の過程で、施工業者との負担割合の根拠についてただしました。 当局の説明によりますと、工事請負契約の約款には、今回のような事案に対する負担割合の定めがなく、また今回の事故が予見できない埋設物に起因するなど、本市、施工業者ともに明確な過失が見当たらないことから、顧問弁護士と相談の上、それぞれ2分の1を負担することで施工業者と協議を行い、合意に至ったとのことでありました。 そのほか、委員から、今後こうした事案への対応方針を検討すべきではないか、また工事に当たっては、可能な限り施工箇所の詳細な事前調査に努めてほしい等々の意見が出されました。 これに対し、当局としては、今後他都市の事例等を参考にしながら、今回のような事案に備えた取組を進めるとともに、このような事故を未然に防止するため、引き続き慎重な施工に努めたいとのことでありました。 委員会といたしましても、当局においては、今回の件を真摯に受け止め、再発防止に向けて一層の注意喚起と慎重な工事の実施を要請し、本議案を可決すべきものと決定いたしました。 以上、産業建設委員会の報告を終わります。 ○議長(高原良一君) 次に、総務文教委員長の報告を願います。 藤原仁子さん。   ───────────────     〔報告書は末尾に掲載〕   ─────────────── 〔総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 皆さん、おはようございます。 それでは、総務文教委員会の報告を申し上げます。 本委員会は、去る6月22日に開催し、付託された案件について慎重に審査をいたしました。 結果につきましては、お手元の審査報告書のとおり、議案4件をいずれも可決すべきもの、請願1件を採択すべきものと決定いたしました。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、議案第45号令和3年度玉野市一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会所管事項について申し上げます。 款2総務費のうち、総務管理費財産管理費につきましては、本庁窓口へのアクリルパーティションの設置など、新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るための経費を措置するとともに、エネルギーサービスプロバイダー方式による本市施設電気料金の削減を図るための経費を措置するものであります。 委員から、他自治体におけるエネルギーサービスプロバイダー方式の導入の状況をただしました。 当局の説明によりますと、県内では津山市と笠岡市が導入を検討しており、全国では120の自治体が既に導入済みであるとのことでありました。 また、委員から、エネルギーサービスプロバイダー方式の導入により、災害時等において電力供給に問題が生じることはないのかただしました。 当局の説明によりますと、エネルギーサービスプロバイダー方式が導入されても、送電設備維持管理はこれまでと同様、中国電力及び中国電力ネットワークが行う。災害時などの電源復旧においても、この両者が連携して作業することから問題が生じることはないとのことでありました。 続いて、総務管理費自治振興費につきましては、一般財団法人自治総合センターコミュニティ助成事業を活用し、コミュニティ活動備品整備経費について補助するものであります。 委員会といたしましては、コロナ禍において、コミュニティ活動縮小傾向にあることから、こうした補助を活用し、コミュニティ活動のフォローを十分に行うよう求め、別段異議なく本費目を了承いたしました。 次に、款3民生費のうち、児童福祉費児童措置費及び児童福祉施設費、また款10教育費のうち、幼稚園費につきましては、市内の私立保育所公立保育所及び幼稚園における感染症対策の徹底を図るために必要な経費を措置するものであります。 委員から、保育所等感染症対策に必要な経費について、今回の補正措置により対応可能な期間はどの程度と考えているかただしました。 当局の説明によりますと、今回の措置により、コロナウイルス感染症対策として、今年度必要な物品は購入できるものと考えているとのことでありました。 委員会といたしましては、別段異議なく本費目を了承いたしました。 続いて、款9消防費のうち、災害対策費については、一般財団法人自治総合センターコミュニティ助成事業を活用し、防災資機材購入経費を補助するものであります。 委員から、この助成事業により購入した資機材の整備、点検の周知はどのように行われているかただしました。 当局の説明によりますと、資機材のメンテナンスは申請団体が行うことになっているが、防災講習出前講座などを通じて、資機材を長期にわたり有効に活用できるよう、適切な助言に努めていきたいとのことでありました。 委員会といたしましては、別段異議なく本費目を了承いたしました。 次に、款10教育費のうち、教育総務費事務局費につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、各種学校行事が増加する2学期からの教職員の負担軽減のため、消毒作業等を行う学校サポートスタッフを配置するために要する経費を措置するものであります。 委員会といたしましては、本来であれば学校サポートスタッフを4月から配置すべきであったと考えることから、今後人材の確保に努め、可能な限り早期に各校に配置するよう求めました。 続いて、小学校費小学校教育振興費及び中学校費中学校教育振興費については、学習用端末から直接成果物を出力できるプリンターの整備及び特別支援学級学習用端末を収納する充電保管庫を整備するための経費を措置するものであります。 委員から、新型コロナウイルス感染症対策として活用すべき交付金を財源としているが、プリンター充電保管庫を購入することが、今最優先すべきコロナ対策とは思えないという意見がありました。 当局の説明によりますと、国の要綱では、GIGAスクール構想を支援するための事業についても、この交付金で対応できることとされていることから、学習用端末のさらなる活用及び適切な管理を図るため、今回の整備をお願いしたとのことでした。 続いて、社会教育費社会教育総務費につきましては、旧総合文化センター及び生涯学習センターで使用していた蛍光灯からPCBを含有する安定器が発見されたため、処分に要する経費を措置するものであります。 委員から、今後、他の施設においてPCBを含有する安定器が発見される可能性があるのかただしました。 当局の説明によりますと、所管する社会教育施設を点検した中では、PCBを含有する安定器はないものと考えているとのことでした。 続いて、社会教育費図書館費につきましては、現行の移動図書館車めばる号の更新に要する経費を措置するものであります。 委員から、この更新をきっかけに、図書館で借りた本をめばる号で返却できるようにすることで利便性を高めてほしいといった意見や、めばる号を更新することがコロナ禍における新しい生活様式に対応することとは考えられず、この予算案には賛同しかねるといった意見がありました。 委員会といたしましては、採決の結果、款10教育費を了承いたしました。 また、歳入全般についても了承し、議案第45号令和3年度玉野市一般会計補正予算(第2号)のうち、本委員会所管事項につきましては、可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第46号玉野税条例の一部を改正する条例については、令和3年度税制改正に伴い所要の改正を行うもので、別段異議なく可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第47号玉野固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例については、行政不服審査法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うもので、別段異議なく可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第52号令和3年度玉野市一般会計補正予算(第3号)のうち、歳入全般についてであります。 歳出予算事務事業に対して、全額国庫支出金を措置するものであり、了承するとともに、異議なく可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願第23号教職員定数改善義務教育費国庫負担率引き上げをはかるための、2022年度政府予算に係る意見書採択の請願についてであります。 委員より、国庫負担率を引き上げることで、義務教育費を十分確保する必要があると考えることから採択すべきといった意見や、多くの他自治体においても、教職員定数改善等に係る意見書が提出されており、本市も昨年に引き続き国に対して働きかけるべきだとの意見がありました。 一方、請願の趣旨は理解できるものの、国庫負担率の引下げの際には、地方へ税源移譲されたことも考慮すべきであり不採択といった意見や、国においても少人数学級実現に向けて様々な取組が進められていることから、その行方を見守るべきであり不採択といった意見がありましたが、委員会といたしましては、採択の結果、本請願を採択すべきものと決定いたしました。 以上、総務文教委員会の報告を終わります。 ○議長(高原良一君) 以上で各委員長の報告は終わりました。 ただいまの各委員長の報告に対し、一旦休憩をして質疑または討論の通告を受けることにします。 それでは、休憩します。             午前10時26分 休憩             ─────────             午前10時27分 再開 ○議長(高原良一君) 休憩前に続き会議を開きます。 これより質疑に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 有元純一君。     〔有元純一君 登壇〕 ◆(有元純一君) それでは、私は総務文教委員長の報告に対して、質疑を行いたいと思います。 今回の議案第45号のうち、教育費、目3図書館費移動図書館車整備事業。これについては、項目としては議案第45号の中でも感染症対策、そのほかPCB等感染症対策事業以外ということで区別をしておりますが、委員会の中で感染症対策について疑義が発言されたというような報告もありました。委員会の中での感染症対策のほかの皆さんの論議等、進行はどのように行われて可決されたのかお聞きをしたいと思います。 ○議長(高原良一君) 総務文教委員長藤原仁子さん。 〔総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 質疑にお答えいたします。 感染症対策に、この予算を使うのはおかしいんじゃないかという議論が委員の中から出たのはあれですけど、セットになっとったPCBの処理のことで、主にそちらのほうに議論が起きて、めばる号に対しての議論は、それに対しては総務文教委員会ではされなかったと記憶しております。 ○議長(高原良一君) 有元純一君。     〔有元純一君 登壇〕 ◆(有元純一君) ありがとうございました。 ということは、感染症対策事業以外の事業のほうの論議で、今回の図書館車整備事業は更新するだけの内容で、委員会として了承をしたということで、理解でよろしいんですか。 ○議長(高原良一君) 総務文教委員長藤原仁子さん。 〔総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 先ほどの質疑にお答えします。 めばる号の更新のことについては、予算というよりも総務文教委員会の論議では、めばる号を巡回させたときに3密を避けることとか、先ほど委員長報告でも言いましたが、めばる号で返却することができないかとか、そういうふうなことの議論が主だって、直接感染症対策の予算を使うことについての疑義というか、議論はございませんでした。 ○議長(高原良一君) 有元純一君。     〔有元純一君 登壇〕
    ◆(有元純一君) 委員長報告の最初に、委員長のほうから、慎重に審査しましたということで発言もありましたけども、感染症対策についての議論というんがなかったというふうに理解しました。ということは、感染症対策関係事業以外の事業としての予算配分について議論はなかったのかお聞きしたいと思います。 ○議長(高原良一君) 総務文教委員長藤原仁子さん。 〔総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 質疑にお答えします。 私の委員長報告でも言いましたが、議員のほうから出たのは、新型コロナ対策として活用すべき交付金を財源として、プリンター充電保管庫の購入や、それからいろいろ使ってるけど、それは何か優先すべきコロナ対策とはちょっと違うんじゃないかというような御意見であって、先ほどから何遍も言っておりますが、めばる号についての議論にはなっていなかったと思っております。 すみません、もう一回。(有元純一君「今の質問内容に答えていない」と呼ぶ) ○議長(高原良一君) 質問内容について抜けがあるようですので。 総務文教委員長藤原仁子さん。(藤原仁子君「すみません。回数が関係あると思うんですけど、もう一度先ほどの質問をお願いできますか」と呼ぶ) 〔総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) 先ほどから、図書館費についての私の報告では、この更新をきっかけに、図書館で借りた本をめばる号で返却できるようにすることで利便性を高めてほしいといった意見や、めばる号を更新することがコロナ禍における新しい生活様式に対応することと考えられず、この予算案には賛同しかねるっていう意見はあったのですが、全体として、17年3月にめばる号が初めて出て16年も経過してるので、もうそろそろ支障がいろいろ出てたので、この分を新たにすることについては、議論がそういうふうな感染症対策についての議論が確かに一部委員からはありましたけど、あとそれについての異論はなかったように私は思ってるんですが。有元議員がおっしゃっていることの意味が私とずれてますでしょうか。 ○議長(高原良一君) 有元純一君。     〔有元純一君 登壇〕 ◆(有元純一君) これで4回目になりますけども、先ほど3回目で言ったのは、今回の図書館車整備事業は、今回の議案第45号の中で感染症対策関係事業という位置づけであります。しかし、感染症対策関係事業以外の事業として、予算配置について議論はなかったのか。いわゆるほかのPCBとか、そっちのほうの予算配置のほうに移すという議論はなかったのかということでお聞きをしております。 以上です。 ○議長(高原良一君) 総務文教委員長藤原仁子さん。 〔総務文教委員長 藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) すみません、何度も申し訳ありません。 そういう議論はございませんでした。 ○議長(高原良一君) 以上で通告による質疑は終わりました。 これをもちまして質疑を終了します。 これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 松田達雄君。     〔松田達雄君 登壇〕 ◆(松田達雄君) 皆さん、おはようございます。日本共産党市議団の松田達雄です。 私は、会派を代表して、2021年6月定例議会に上程されました9議案のうち、議案1件に反対、また議員提出議案1件に賛成の立場から討論いたします。 初めに、議案第49号であります。 国民健康保険料賦課総額の決定について。 これは、令和3年度の国民健康保険料、いわゆる国保料の保険料率を決定する議案であります。市当局から、委員会にも提出されている資料では、国保料のモデルケース別比較表という資料がありますが、これによれば7つのモデルケースの所得階層あるいは世帯の各例で、前年度と比較して、引下げ幅が大きい世帯では年に1万4,000円を超える引下げ、小さい世帯でも年に870円と、様々な世帯構成、所得構成がありますけれども、この7つのモデルケースではいずれも保険料は引き下がる、こういう状況であります。この7つのモデルケースの単純比較で、前年度に比べて1世帯平均で約4,700円の国保料引下げとなっております。 また、今回の議案に示された賦課総額から導き出された賦課対象総所得額また被保険者数、世帯数を基に前年度の保険料率と比較して試算した場合、国保料は総額で年約2,800万円の引下げ、1世帯当たりで平均年約3,400円の国保料引下げとなります。 御承知のとおり、国保の加入世帯は約8,600人、これは令和2年度時点ですが、さらに被保険者数は約1万3,000人ということで、市民全体の22%の方々が加入をされているという状況です。 ですから、コロナ禍で多くの市民が困難に直面している。営業や暮らしが大変なこういう状況の中で、国民健康保険料、国保料を少しでも引き下げるということについては評価できるものであります。 ですから、この国保料引下げそのものに私たちは反対をするというものではありません。問題は、高過ぎる国保料を市民に押しつけている国の国保制度の構造的なゆがみ、ここに問題があると考えています。国の責任で国保制度を抜本的に改善し、協会けんぽ並みにせめて保険料を引き下げることが強く求められているのではないでしょうか。 その点で言えば、やはり人頭税とも言うべき、世帯は、家族が多いければ多いほど国保料が下がる、こういう均等割など、こういうのを抜本的にただしていかなければならないと。そういう立場から、国の制度そのものを改善し、国から国保財政にせめて1兆円を、これを繰り出し国保に財政支援をすれば、こういったところも引き下げられて、協会けんぽ並みの保険料に近づいてくると、このように思います。 もちろん、その財源はどうするかと言えば、コロナ禍の大変な時期でも大もうけを上げている超富裕層あるいは大企業に対して適正な課税を行えば、財源をつくることは当然できるわけであります。 次に、議員提出議案第1号。 これは御承知のとおり、宇野議員と私松田、そして細川、3議員の発議によって、議員提出議案第1号として玉野市国民健康保険条例の一部を改正する条例を提出しておりますが、もちろん賛成の立場で討論をいたします。 国保には、自営業者や75歳未満の年金生活者、また非正規雇用労働者などが加入しており、主に中小企業労働者が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)、この保険料と比べ、国保料は倍近く高い。市民の負担限度を超える高い保険料となっていることは御承知のとおりです。とりわけ国保の均等割は、子どもが生まれ、家族が増えるほど負担が重くなる。先ほど言いました人頭税と同じようなもので、子育て世帯を直撃し、少子化対策にも逆行する制度となっています。 政府は、自治体からの強い要望を受けて、2022年度、来年度からですが、小学校に入る前までの未就学児の均等割額を半額にする軽減制度を実施することにいたしましたが、学校に通い始めると、まさにお金がかかるようになると途端にこの均等割額が跳ね上がるという、極めて不十分なものです。しかも、この法律は、後期高齢者(75歳以上)の窓口負担2倍化と抱き合わせで実施が行われる、こういうことになっておりますので、この後期高齢者窓口負担の2倍化についても、これは許されないものと考えています。 先ほどお話がありましたように、国民健康保険の均等割や世帯割については、7割、5割、2割軽減というのは確かにございます。しかし、それにかからない多くの世帯においては、これは均等割だけでも1人2万7,000円の負担がそれぞれの国保世帯にかかってくるわけでありますし、仮に2割、5割あるいは7割の軽減があったとしても、幾らかの均等割額はそれぞれの国保世帯にかかってくるわけでありますから、これ自体が一定の軽減にはつながっておりますけれど、これも不十分なものというふうに考えております。 さて、この議員提出議案は、子ども1人に係る均等割、先ほど申しました後期高齢者と基礎賦課額、これを足しますと1人当たり2万7,100円。ゼロ歳児から18歳未満までの子どもの均等割を0にするという条例案であります。子ども2人の子育て世帯で年間5万4,200円の軽減となり、子育て世帯に寄り添った大きな支援策だと考えます。 この軽減制度の対象になる世帯数は約450世帯、子どもの数は約770名の子どもに賦課する、この均等割額0ということになります。必要な財源は、年間で約2,000万円ほどであります。今の市国保会計は、2021年度末で約8億1,000万円の基金と黒字繰越金を保有する見込みであり、昨年度だけでも1年間で実質単年度収支黒字額は9,300万円に上る見込みであります。また、本市の国保会計は、2012年度に国保料を1世帯平均で約7,000円ほど引き下げて以降、2020年度までの9年間、保険料の値上げをすることなく、ほぼ毎年黒字額を計上し、この9年間でさらに3億6,000万円、基金と繰越金を積み増しをしているという状況であります。 今回の子どもの均等割0にする条例において、必要な財源年約2,000万円を投入しても、国保会計への影響は微々たるものであり、コロナ禍で苦しむ子育て世帯への支援のために必要な軽減施策と考えております。 もちろん、玉野市でこうした制度をつくるということは、県内ではあまり例がありません。しかし、どこかの自治体が率先してここに踏み出すことで、まして玉野市の国保会計が比較的健全財政というふうになっておりますから、ここでこの方向に踏み出すことが、また各地方自治体の市町村においても、こういう方向でつながってくる。そして、それが国の制度を改める大きな力になると、こういうふうに考えており、以上の理由から、議員提出議案第1号に対する賛成討論といたします。 以上で終わります。 ○議長(高原良一君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもちまして討論を終了します。 それでは、これより採決に移ります。 まず、議案第45号令和3年度玉野市一般会計補正予算(第2号)について採決します。 本件は起立により採決します。 本件の各委員長の報告は可決であります。本件を可決することに賛成の方は起立を願います。       〔賛成者起立〕 ○議長(高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は可決されました。 次に、議案第46号から議案第48号の諸議案3件を一括して採決します。 お諮りします。ただいまの諸議案3件を委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高原良一君) 御異議なしと認めます。よって、いずれも可決されました。 次に、議案第49号国民健康保険料賦課総額の決定について採決します。 本件は起立により採決します。 本件の委員長の報告は可決であります。本件を可決することに賛成の方は起立を願います。       〔賛成者起立〕 ○議長(高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は可決されました。 次に、議案第50号から議案第52号の諸議案3件を一括して採決します。 お諮りします。ただいまの諸議案3件を委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高原良一君) 御異議なしと認めます。よって、本件は可決されました。 次に、議員提出議案第1号玉野国民健康保険条例の一部を改正する条例について採決します。 本件は起立により採決します。 本件の委員長の報告は否決でありますが、本件を可決することに賛成の方は起立を願います。       〔賛成者起立〕 ○議長(高原良一君) 御着席ください。 起立少数であります。よって、本件は否決されました。 次に、請願第23号教職員定数改善義務教育費国庫負担率引き上げをはかるための、2022年度政府予算に係る意見書採択の請願について採決します。 本件は起立により採決します。 お諮りします。本件を委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の方は起立を願います。       〔賛成者起立〕 ○議長(高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は採択と決しました。 次に、請願第24号再犯防止推進計画に関する請願書について採決します。 本件は起立により採決します。 お諮りします。本件を委員長の報告のとおり採択とすることに賛成の方は起立を願います。       〔賛成者起立〕 ○議長(高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は採択と決しました。 次に、日程第2の議員提出議案1件の審議に入るわけでありますが、本件につきましては、議会運営委員会の方針のとおり、委員会の審査を省略して審議したいと思いますので、あらかじめ御了承を願っておきます。   ─────────────── △日程第2 議員提出議案第2号 ○議長(高原良一君) それでは、日程第2の議員提出議案第2号教職員定数改善義務教育費国庫負担率引き上げに係る意見書案を議題とします。 発議者の趣旨説明を願います。 藤原仁子さん。     〔藤原仁子君 登壇〕 ◆(藤原仁子君) それでは、議員提出議案第2号教職員定数改善義務教育費国庫負担率引き上げに係る意見書案について趣旨説明を申し上げます。 改正義務標準法が成立し、小学校の学級編制標準が段階的に35人に引き下げられます。しかし、中学校、高等学校の学級編制標準は現在のまま据え置かれています。さらにきめ細かな教育をするには、教職員定数改善に取り組むことが不可欠となっています。 全国の多くの自治体は、厳しい財政状況にあっても、独自財源により人的措置を行っていますが、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題です。 義務教育費国庫負担制度については、国の三位一体改革の中で、国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。国の施策として、定数改善に向けた財源を保障し、子どもたちが全国どこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。 国において、地方教育行政の実情を十分認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進められるよう、関係行政庁に対し意見書を提出いたしたく、お手元に配付しておりますとおり、議員4名により御提案いたした次第であります。どうぞ御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(高原良一君) 本件に対し、質疑または討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高原良一君) 質疑または討論なしと認めます。 それでは、お諮りします。本件は起立により採決します。 本件を可決することに賛成の方は起立を願います。       〔賛成者起立〕 ○議長(高原良一君) 御着席ください。 起立多数であります。よって、本件は可決されました。 ただいま可決されました意見書案につきましては、議長において文案に記載の関係先に送付し、その実現を要望することといたします。   ─────────────── △日程第3 継続審査申出事件 ○議長(高原良一君) 次に、日程第3の継続審査申出の件を議題とします。 日程表記載の請願2件について、所管の委員長から、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査の希望があります。 お諮りします。ただいまの請願2件を、この申出書のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高原良一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいまの請願2件は閉会中の継続審査とすることに決しました。   ─────────────── ○議長(高原良一君) ただいままでの議事をもちまして、今期定例会の議事は全て終了しました。 これで会議を散会し、令和3年第4回玉野市議会定例会を閉会します。お疲れさまでした。             午前10時57分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。   玉野市議会 議 長  高 原 良 一         議 員  森 本 宏 子         議 員  山 本 育 子...